こんにちは! 開成会グループ 葛西南歯科医院 歯科医師の林です。
今年も2月に入り、1年で最も寒い時期になりました。
2月と言えば「節分」ですよね。節分には豆まきをして福を招くという慣しがありますが、大豆は古来、日本で食されてきたものであり、醤油や味噌、豆腐など現在でも私たちの食生活には欠かせない食材となっています。
大豆の約30%はたんぱく質で、この大豆たんぱく質は、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果があるといわれています。
また大豆には、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれます。
さらに大豆はコレステロールを全く含んでいません。
最新の栄養学において、ガン予防に効果があると考えられる食品を「デザイナーフーズ」としてアメリカ合衆国政府が発表しています。このうち、大豆は最も有効とされる8種類の野菜の中に挙げられています。
私たちは歯科診療の中で口腔がんの早期発見に努めておりますが、皆さんも普段の食生活から予防はできますので、添付の図を参考にしてみてください。
今、日本は世界最長寿国。日本食が世界中で注目されている背景には、大豆をうまく食生活に取り入れてきたことも一因がありそうですね。
人生100年時代と言われています。
100歳で豆まきの後に100粒の豆を食べるのは難しいかもしれませんが、いつまでも自分の歯で美味しく食べられるように健口(けんこう)寿命を延ばしましょう。